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FX予言集 フィリップFXブログ

意外な動き

FOMCが行われる前の段階、ロンドン市場の午前中に少しずつドル買いとシフトしたマーケットであったが、量的緩和予想を若干上回る6000億ドルの債券購入規模、更に状況次第では次なる策にも言及したニュアンスと受け止められ、ドル売りへと転換した。 緩和が継続する可能性がまた一つ上がったことで株式市場のサポート役となる要因で、ドル買いよりクロス円上昇の動きの方が顕著であったが、クロス円はショート気味のポジション巻き戻しもあったのではないだろうか。 発表までじりじりと上昇していたユーロ円は113円後半から115円付近まで急騰し、輸出勢の売り観測で下げたが本日は再度115円台を達成している。 テクニカルからは株式市場は調整のイメージもあったが、9,10月の売り相場を凌いだダウ平均は年末までは堅調の動きではないだろうか。 
金価格が先に走っていたが、更なるマネーの膨らみは株式に行き場を求めていく可能性は大きい。 市場がそちらに行くとなるとデフレよりインフレの可能性が大きいと考えているからである。 オバマ大統領の政策でイマイチ好循環とならなかった米国経済から国民が共和党へと支持を移して行ったことも、ブッシュ前大統領が進めていた減税への流れを予想させる。 それ以上の対策は赤字削減の予定をしていたオバマ陣営の敗北感から、FRBの景気サポートとしての役目がこれから大きくなることを感じる向きもマネーの膨張に繋がると踏んでいることも株式への流入の原因の一つとなっているのであろう。 クロス円の上昇は輸出の売りが多いユーロ円は、日本市場では軟調でも欧州市場で堅調推移となるパターンが続くかもしれない。 この動きはユーロ円が最安値から上昇し始めた間に、約2週間同じような動きをしたことを思い出させる。 他のクロス円は急騰がある可能性もあり、これまでのような逆張りは通用しなくなる恐れもあり、売買ロジックの再考を余儀なくされるかもしれない。 ドル安でドル円は下げても良さそうだが下げないのはクロス円の買いが強い証拠。 しかし過熱感が出るまでクロス円の上昇があると、クロス円の利食いからの下落と同時にドル円最安値更新も考えられるがそのタイミングを捉えるのが難儀となるだろう。 クロス円が株式相場と共に動いているのは間違いないから、比較して行き過ぎると乱高下が見られるかもしれない。 今まで以上に懐は大きく構える必要がある。 明日は米国雇用統計が待っている。

2010.11.4日 6:08更新

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