「少額から効率よく資産運用をしたい」——そんな願いを叶える選択肢がCFD(差金決済取引)です。原油、金など世界中のさまざまな資産を平日ほぼ24時間取引できるCFDは、忙しい現代人のライフスタイルに最適な金融商品といえます。
しかし、「仕組みが難しそう」「FXとの違いは?」と不安に思う初心者の方も多いはず。そこで本記事では、基礎知識からメリット、コストやリスク管理のコツまで、専門用語を抑えて分かりやすく解説しています。フィリップ証券ならではの強みも紹介しますので、これからCFDを始めるためのガイドブックとして、ぜひお役立てください。
CFDは「Contract For Difference」の略で、日本語では「差金決済取引」と訳されます。
株式や商品などの原資産(取引の対象となる資産)を実際に売買するのではなく、売買した価格の差額のみを現金で授受する取引方法です。
一般的な株式売買では、株券(現物)の受渡しと代金の支払いが発生します。一方、CFDでは現物の受渡しは行わず、値動きによって生じた差額だけをやりとりする点が最大の違いです。このため、株式そのものを保有することなく、株価指数や商品、貴金属など世界中のさまざまな資産の値動きに投資することができます。
CFDは大きく、日本の株価指数や米国S&P500などを対象とする「株価指数CFD」と、原油・金・銀などを対象とする「商品CFD」に分類されます。原資産ごとに値動きや証拠金率が異なるため、取引を始める前にそれぞれの特徴を理解しておくことが重要です。
CFDには「店頭CFD」と「取引所CFD」の2種類があります。両者は取引の仕組みと運営主体が異なります。
フィリップ証券のCFD取引は店頭CFDに分類されます。豊富な銘柄と、MT5という世界標準の取引プラットフォームを活用した柔軟な取引環境が強みです。
FX(外国為替証拠金取引)とCFDは、しばしば混同されますが、広義ではFXはCFDの一種と整理されます。
CFDは「原資産の価格差を決済する取引」という広い概念で、その中に、為替を原資産とする取引がFX、株価指数を原資産とする取引が株価指数CFD、商品を原資産とする取引が商品CFDとして含まれます。
本記事以降で「CFD」と呼ぶ場合、国内の一般的な用法にならい、FXを除いた「株価指数CFD」「商品CFD」を指して解説します。FXについての詳細は、FX取引の解説記事をご参照ください。
CFD取引には、他の投資手法にはない特徴が複数あります。代表的な3つの特徴を確認していきましょう。
CFDはレバレッジ取引の一種です。レバレッジとは「てこの原理」を意味し、少額の資金(証拠金)を担保にして、その数倍〜数十倍の金額の取引ができる仕組みを指します。
国内のCFD取引における一般的なレバレッジ倍率は、次のとおりです。
CFDでは、買い(ロング)から入る取引と売り(ショート)から入る取引のどちらも可能です。
株式の現物取引では、原則として「安く買って高く売る」ことでしか利益を得られません。しかしCFDでは、下落相場において「高く売って安く買い戻す」ことで、値下がり局面でも利益を狙えます。
これは、株式市場全体が軟調な局面や、特定の商品の価格下落が予想される場面など、相場の方向性を問わず投資機会を探せるという大きなメリットをもたらします。
CFDの大きな魅力のひとつが、平日ほぼ24時間の取引が可能である点です。
日本株の現物取引は平日9時〜15時30分(昼休みあり)に限られますが、CFDでは、米国市場・欧州市場・アジア市場のすべての時間帯をカバーしています。
そのため、日中は仕事で取引できない会社員の方でも、帰宅後の夜間や早朝に取引することが可能です。
また、海外市場で重要なニュースが出た際に即座に取引できるため、機動的なリスク対応もしやすくなります。ただし、銘柄ごとに取引時間は異なるため、取引を開始する前に確認が必要です。
CFDは魅力的な取引手段である一方、リスクやコストの理解が欠かせません。ここでは、取引前に必ず押さえておきたい4つのポイントを整理します。
CFD取引で最も注意すべきリスクは、レバレッジによる損失拡大です。前述のとおり、レバレッジは利益を拡大する力であると同時に、相場が想定と逆に動いたときには差し入れた証拠金を上回る損失が発生する可能性があります。
具体的なリスク例として、次のようなものが挙げられます。
CFD取引における費用は、次の要素で構成されています。
CFD取引を始めるには、取引金額に応じた証拠金(保証金)を証券会社に預け入れる必要があります。
当社のCFD取引での証拠金率は以下です。
ロスカットとは、保有中のポジションの含み損が膨らんで、口座内の資産が一定水準を下回ったときに自動的に強制決済される仕組みです。投資家の損失拡大を食い止めるためのセーフティネットとして機能します。
ロスカットは「相場の逆行から投資家を守る」仕組みですが、投資家にとっては意に反して強制決済されることにもなるため、できる限り避けたいところです。ロスカットを避けるためには、次のような運用を心がけましょう。
資金管理とリスク管理は、CFD取引を長く続けるための最も重要なスキルです。
フィリップ証券では、幅広いCFD銘柄をご用意しています。主な取扱銘柄は以下のとおりです。
| カテゴリ | 主な参考指標 |
| 株価指数CFD | 日経225、米国S&P500、米国ダウ、ナスダック100 |
| 商品CFD(エネルギー) | WTI原油、ブレント原油 |
| 商品CFD(貴金属) | 金(Gold)、銀(Silver)、プラチナ |
フィリップ証券でのCFDのお取引には初心者から経験者まで安心してご利用いただける4つの強みがあります。
フィリップ証券のCFD取引は、世界的に利用されている取引プラットフォーム「MetaTrader 5(MT5)」を採用しています。MT5は、高度なチャート分析機能・豊富なインジケーター・自動売買プログラム(EA)に対応しており、テクニカル分析を重視するトレーダーにも選ばれているグローバルスタンダードです。
フィリップ証券は、金融商品取引業者として登録された国内の証券会社です。日本の金融商品取引法のもとで運営されており、海外業者と異なり、国内法に基づく投資家保護の枠組みが適用されます。
また、各種協会(日本証券業協会、日本商品先物取引協会)に加入しており、業界ルールに基づく厳格なガバナンス体制を構築しています。
フィリップ証券では、お客様からお預かりした証拠金を自社の財産とは区分して、信託銀行に信託保全しています。
これにより、非常事態が発生した場合でも、お客様の証拠金は信託銀行から返還されるため、安心して取引いただけます。
フィリップ証券では、初心者の方でも安心してCFD取引を始められるよう、充実した学習環境を整えています。
お客様から特に多く寄せられるご質問は以下です。当社での口座開設ご検討またはお問合せいただく前にいちどご確認ください。
先物取引は「限月(取引期限)」が決まっており、期日までに反対売買または現物の受渡しを行う必要があります。一方、当社のCFDは限月がなく、任意のタイミングで決済できます。また、CFDは金利・配当・価格調整などの調整額が発生することがありますので注意が必要です。
先物取引とCFDの違い、より詳細コラムはこちら
広義ではCFDの中にFXが含まれます。CFDは「原資産の価格差を決済する取引」という包括概念で、為替を原資産とすればFX、株価指数を原資産とすれば株価指数CFDとなります。本記事では国内の一般的な用法にならい、FXを除く株価指数CFD・商品CFDを「CFD」として解説しています。
CFD取引で得た利益には、申告分離課税として一律20.315(所得税15%、住民税5%、復興特別所得税0.315%)の税金がかかります。年間を通じた損益がプラスで20万円以上の場合には「雑所得」として、翌年の確定申告で納税することになります。損失が出た場合は、翌年以降3年間にわたり他のCFD・先物取引の利益と相殺できる繰越控除が利用できます。
※出典 国税庁「先物取引に係る雑所得等の課税の特例」
必要な証拠金は、取引する銘柄と取引金額の規模によって異なります。株価指数CFDであれば取引金額の約10%以上、商品CFDであれば約5%以上となります。たとえば100万円分の株価指数CFDを取引する場合、必要証拠金は10万円となります。ただし、レバレッジを抑えて安全に取引するためには、必要証拠金の2〜3倍程度の余裕資金を預け入れておくことをおすすめします。
CFDは「差金決済取引」の略で、原資産の現物受渡しを行わずに値動きの差額を決済する投資手法です。レバレッジ取引により少額で大きな金額の取引ができ、買い・売り両方向から利益を狙え、平日ほぼ24時間取引できるなど、他の投資手法にない魅力があります。
一方で、レバレッジによる損失拡大、スプレッドなどのコスト、ロスカットのリスクもあり、資金管理とリスク管理が成功の鍵になります。
フィリップ証券では、MT5プラットフォーム・国内証券としての信頼性・信託保全・充実したサポートの4つの強みで、初心者から経験者まで幅広いお客様に選ばれています。CFD取引をお考えの方は、まずは無料の口座開設からお気軽にご検討ください。