FX予言集 フィリップFXブログ
実弾はまだ?
今週前半のドル売りが中心で、後半は経済指標もあったがドルの買い戻しが中心となり、ポジション調整での動きとなっている。 短期のドル売りは減っており、今夜の米国雇用統計前にポジションを持っている短期筋はあまり多くないのではないか。 夏相場で薄い傾向がある中で、どちらに振れるのかわからない雰囲気ではリスクだけが残ってしまう。 今夜の相場を来週からの動きを占う材料にするのが賢明であろう。 唯一気になるのは、金利低下と金融緩和期待のみで上昇している米国株である。 ここ一カ月で約1000ドルの上昇をしていて、短期ロングポジションが溜まっている感じの相場であって、出来高が伴っていない相場であるためにポジション調整があると下落し、クロス円に影響が出てくる可能性がありそうだ。 先週から円売り介入警戒が出てはいるが、クロス円では円高とも言えず、全般には変わっていないドル相場からのドル円下落である。 レベル感のみからの介入の根拠とその資金源ははっきりしているのか、政府短期証券での調達をやっているのかは疑問である。 日本国債に海外から資金が流れているということや輸出企業の設定レート低下などの実需要因が多い中での介入はなかなかつらいものがあるのではないか。 マインド払拭の理由での可能性は無きにしもあらずで、実弾が入ると若干サプライズ介入と思えるが、今はまだ介入期待はしていないのが個人的な見解である。 背景を無視した円独歩高という流れが出るまで、その可能性は低いであろうか。 警戒感がある中で、しばらくゆるやかにドル安が進んでいくのかもしれないが、今夜の失業率後波乱が無ければ注目は来週のFOMCに移っていく。 まだ距離はあるが、個人的には83円台に入ると気をつけていかなければならないレベルかと思っている。 83円の半ばにサポートがあるが、そこを抜けると79円台が近い印象が強くなってしまうのが一つの理由である。
2010.8.6日 6:38更新
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