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FX予言集 フィリップFXブログ

欲との戦い

昨日は、欧州市場まではドル安基調が続いていたが民間の米国ADP雇用統計の結果がよく、短期でドル売りしていた投資家からショートカバーが入ってドル買い基調へと転換した。 ドル円は、85円の前半で推移していた時間が長く、84.80にある市場のストップを付けにいく動きがあるように醸し出してはいたが、本日の欧州、英国の金利委員会や米国雇用統計に向けてのドル買い戻しを計っていたので、米国ISM非製造業総合指数の上昇などタイミング良い結果から買い戻しが入り、86円台に乗せている。 そこまで買われる背景というわけではなく、このドルの戻しはポジションの縮小でありトレーディングからのテクニカル的な動きである。 それにしてもダウ平均はここ数カ月での最高値を更新しており、今年に入ってからの上昇トレンドの中で踊り場に入っていたが、先月の9600ドルを底にして10600ドルを超えたことでチャート形状がダブルボトムに近くなっているのも心理的に買いやすくなっているのかもしれない。出来高が少ないので、サマーラリーとは言え上昇にも疑問符が付くことと、上昇が金利安によるものが大きいことで、今月以降の動きは捉えづらい。 クロス円は堅調推移でも株価が下げてくると軟調推移に戻っていく、それがドル円の売りに加勢するので円高というシナリオにはなるが、それがくるのか来ないのか、また来るとしたらいつなのかプロの投資家達は探っているところであろうか。  まずは株価も含め、金利動向や為替の明日の雇用統計後の動きが一つのヒントにはなりそうだ。 
 世界経済にとって、またはクロス円にとって一番怖いのは中国経済である。 米国経済の低迷を80年代後半日本に押しつけたように、中国もマネーをちらつかせ軍事を生かしながらうまく利用されているように思えるのは私だけだろうか。 あまり米国の営業に乗ってしまうと危険だが、それには権力という2大勢力への欲との戦いなのか、人間欲には非常に弱いもの、気をつけてほしいのだが。 

2010.8.5日 6:40更新

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