FX予言集 フィリップFXブログ
夏休み前のひと稼ぎ。
先週から引き続き円高気味で推移していた為替相場は、日本の政局不安、英国銀行ロイズが130億ポンドの損失を計上するとの報道や、米国金融機関の決算への懸念を背景としたダウ先物安を理由に、短期筋のみならず中期投機筋の円買い仕掛けが入っているようでユーロ円を中心に下げている。 比較的堅調であったユーロドルも、最近の円高でのユーロ円の売りに高値を切り下げており現在1.3930付近で推移、チャート上では1.3880を下抜けると上値の重い展開と認識されやすく、ユーロ円共々下落幅が大きくなる可能性もある。 英国、欧州指標の悪さに伴いユーロ圏や英国の長期金利がじりじりと下げていることも欧州通貨が重い理由となっている。 日本の長期金利は下げてはいるが、最近の中国景気の持ち直し期待から他の先進国と比べると下落感はあまりなく安定しており、他国の金利が下げるとクロス円に売りが入るという展開は昨年からの理由の一つとして上げられるために、微妙な数値でしかないが金利差が理由となることも頭にいれておきたい。 金利での動きからの下落を見るならば、明日のドイツZEW景況感指数や欧州鉱工業生産指数が影響するとなると、この結果をきっかけに債券が買われて金利が下がりクロス円安に繋がっていく可能性もある。
ユーロ円の下値めどは、先日の安値である127.00が5月の安値と並んでおり、また200日抵抗線も通っていることから、ここを割るのはなかなか難儀であろう。 しかしそこに近づくと、同時に下げるであろうドル円の90円割れトライが視野に入ってくると思われ126円割れまではありそう。しかしその後は達成感も出ようから、一旦買い戻しがあるのではないか。 戻してもユーロ円130円からは徐々に重くなってくるだろう。
2009.7.13日 5:15更新
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