FX予言集 フィリップFXブログ
介入警戒が支え
期末を迎えて円高に抵抗し介入ありと見せている円相場でやっとのこと円安に振れている。 時期だけに前回と同様企業に円の手当てをさせているような動きではないか。 逆に今月から４月に移ってくると、その思惑が外れるため一旦円高に動く可能性も残っている、そうなると今は介入警戒で持っている円安と認識される。 ただテクニカルでドル円８３円越えがあると展開はファンダメンタル要素からの円安と認識されやすくじりじりとした上昇相場の流れが強くなりそうだ。 何度も１１５円台で止められているクロス円代表選手のユーロ円も１１６円に乗せると雰囲気が変わってきそうだ。 ここ数日豪ドルが対ドルのみならず対円でも上昇している背景は洪水による保険支払いでの買い観測や、リスク減退で金価格の上昇から出遅れとの思惑もありゆっくり腰を上げたような動きである。 また中国上海株式市場の堅調さも背景として挙がっているようだ。 こうしたクロス円の堅調さはリスクテークの動きと同調しており、震災リスクや中東リスクの低下を先取りした動きとも思えるが、長引けばこの流れにも水を差すこととなろう。
2011.3.29日 4:22更新
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