FX予言集 フィリップFXブログ
期末を挟んで
震災後の円高後はまったりとした休憩相場のような雰囲気を醸し出している中、動く気配を感じていたところだったがそれも外れくじで、円相場の安定度は日々増しているようだ。 今週は手控えモードの東京市場であるが、来週はいよいよ期末到来となり円が振れる展開が考えられる。 リパトリという円買いが気にされていることで80.50割れの可能性は大きい。 原油の確保や輸送問題、ガス整備の遅れから東北の市民生活がまだ当分は改善されず、工場の稼動も予定以上に遅れる可能性が大きく、原発からの多大な影響、停電からの企業動向や消費活動が低迷に繋がる長い目で見れば円安であろう。 しかし阪神大震災のタイミングと同じであの時は4月に最安値をつけていることで、投機筋の狙いやすいパターンで介入も小額となると今はまだ反転が始まったとは言いがたい。 今の相場で買われているのが豪ドルで、金価格の上昇や金利の高止まり安定度からして消去法で流れが向かっている。 欧州や英国も利上げ予想が多分にあるが、南欧諸国が足を引っ張っており、中東が地政学的に近いこともあって信用度はまだ高くはない。 今回の大地震の心理的な影響と、電子部品工場などの自動車部品の中核となる物資不足を危惧していることも多少ながらにあるだろう。 来週金曜日には1日にも関わらず、米国雇用統計の発表が予定されていて期末を挟んだ日のイベントで動意が期待される。 ドルへ注目度が戻ってくるのか見極めていきたいところ。 波乱はまだ終わっていないのか。
2011.3.25日 10:06更新
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