FX予言集 フィリップFXブログ
流れ
介入での協調が市場を安心させたか、一旦投機的な円高は止まっていて様子を見る動きで綱引き状態での取引となっている。 日本の大規模な介入後、じりじりと円高に向かっていたが欧州の各国や英国、カナダ、米国とそれぞれの市場の開始時間辺りで小規模なお付き合い介入程度が若干出た程度で終わっていて、もしこの程度が続くと協調の姿勢を疑問視する投機的な円高が再度やってくるであろう。 機関銃のような介入によって相場を持たせているうちに、円調達の目処が立ち、福島原発の回復度合いも含め震災の復興が目に見えてくることや、リビアの動きなどの材料が世界経済のリスク低下になれば落ち着いてくるであろうか。 リビアでは国連の圧力でようやく停戦となっていて、中東情勢悪化がもともとドル安の材料としていたために買戻しを誘ってもよいだろうが、テクニカルが強くこうもドル安、円高となっては以前の材料はどうでも良くなっている。 原油の高止まりが続いているうちはドル安傾向は変わらず、期末を迎えて円高ははっきりとした資金の動きが見えないと終わらないようだ。 短期的には、介入の度合いを測るような動きが出てくる可能性が大きい。 放射能懸念や日本の輸出企業の生産停止などの世界経済に与える影響が次の材料とされるのか、放射能数値に疑問を持つ米国の専門スタッフが明確な調査で数値を公表すれば市場の材料としては消える。 新たなリスクの材料が醸し出されると簡単に円高、ドル安の背景として持て囃される為に、今の環境ではまだまだ流れを変える動きとなるのは時間がかかりそうだ。
2011.3.21日 10:31更新
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