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FX予言集 フィリップFXブログ

G7合意

 耳を疑うようなG7合意での円売り介入は、ドル円は76円台突入後戻しを見て79円台でもみあう相場の中実施された。 カナダ、欧州、英国と米国も協調し行う事が確認され、ドル円のみならずユーロ円にも買いを入れていたようだ。 ユーロ円は今のところ115円台回復後に下値の堅い展開が続いている。 資金手当て目当ての円買いを吸収するには十分なレベルまで上昇していると思うが、欧州市場での介入の動きを期待しての動意であろう。 円調達が困難と見られる市場で、日銀は10兆円の復興債券を引き取る事となって市場に落ち着きも見られるが、ここは増額してはどうだろうか。 阪神大震災の時は、災害後に数年間はGDPの伸びが拡大しており、復興となるとそれなりの資金が必要となる。 関西での災害を上回るとされる今回の被害は10兆円では少ないと見積もっているところが多く、デフレ要因の一つという可能性も鑑みれば倍額しても問題はないのではと思ってしまう。 いつも日銀の消極さには慣れてはいてもこれまでとは思わなかった。 マインド回復までは考えず、計算だけで読もうとするからいつも間違うのではないか。 復興からデフレ脱却までは繋げられないのだろうか。
 欧州市場に入り、英国やドイツ、フランスと介入参加が確認されたがお付き合い介入なのかクロス円の上昇が一時的にあった後は総じて円高に逆戻りとなっている。 あんなにやる気のない海外勢の介入ならやらない方がいい。 日本勢に売らせる目的だけの介入なのかもしれないが、期待感で買いから入る投資家が増えると下がり続けた時にロングポジションが溜まって下方向のエネルギー源となるためにこの行動は慎重を要するもの。 やるならしっかり、やらないなら放置する事が懸命で、中途半端な介入は投機筋の注目を浴びるだけである。

2011.3.18日 6:42更新

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