FX予言集 フィリップFXブログ
不安心理はピークに近づいている
大地震の後に余震への恐怖感で昨日は下げた株式相場、為替も乱高下を止む無くされており、若干円高への雰囲気が溜まっている。 今日になると福島原発への懸念がマスコミ等の報道で拡大しており、正しい知識を持っていない市民不安心理を煽っているカッコウとなっており、輪番停電も含めパニックに近い状況で日常生活や仕事をやるしかない状況を写している相場となっている。 ことごとく原発爆発から放射能漏れの報道がなされ、その先の最悪の状況まで話に及んでしまってもまだ信じることが難しくなるこの情勢では、落ち着いて行動するしかない。 それよりも今は東北地方の災害による被害にあった方達へのお悔やみや現在避難所や建物に取り残されていたり、電力の無いところで必死に生きていこうと不安に駆られている人達の方が数百倍も不安が大きいのだから、心配が尽きない。
相場に於いても株式相場ではパニックの売りが止まらない。 原発という地震が原因だが予想を上回る出来事にクロス円の下げまで始まっている。 リスク回避とはいえ、日本経済にとっては悪化の要因だが、資金流出よりその後の資金流入が上回るという見方は短期では間違ってはいないが、中長期では逆となるに違いないと思っている。 不安を煽る動きがあれば円高、収まれば円安とリスク度合いに反応する相場は底が見えないのが怖いところで、欧州は今月末までに金融ファシリティの詳細を設定することでユーロやポンドは意外と底堅い動きを見せており、なんとかクロス円も値を保ってはいるが、それと関わりのないオセアニア円はドル円に連れてじり安となっていて、欧州が崩れると一気に円高という可能性もある。 海外勢が日本株のウェートを落としても債券に流れれば日本に居座ることになるが、債券も問題を抱えているので多少なりとも彼らにとっては海外へのリパトリとなってくる。 綱引きの中で投機筋がどう動いてくるか気になるタイミングを迎えている。
2011.3.15日 6:43更新
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