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FX予言集 フィリップFXブログ

ポジションの傾き

 昨日連銀の面々からのコメントがあり、特にブラードセントルイス連銀総裁がドル安は一時的に米国経済を支援しているという発言でドル売り材料となった。 長期金利は若干下落し株式相場を支える格好でダウ平均は95ドル高で堅調推移に戻ってきたようだ。 クロス円は堅調で今日はポンド円の上昇まで及んでいる。 全般ドル安に動いていた相場であるが、金曜日の米国失業率へ期待が持たれるような別の連銀総裁からのコメントもあって今日はドル売り一辺倒ではなく買戻しも散見される。 しかし、欧州や英国のインフレ率増加懸念で金利が上昇しており、まだドル安と見えるが今日のところはまちまちで対円はドル買い状態となっている。 全般には円売りの動きとなっている。 木曜日はECB金利政策と金曜日は米国雇用統計を前であり、じりじりとしたスローな動きであるがポジションの傾きから見るとドル売りポジションが増加し、スイス買いも増えているよう。 ポンドは上げ下げを繰り返してもみあっていたために引き続き買い優勢だが短期のポジションとしては若干増加程度であろうか。 ユーロは実需が入るために非常に読みづらいが、全般には買いポジションが多いのは間違いない。 円は売られ気味であり、それ以上にドルの売りポジションが増加しているために、金曜日までこの動きが続くと雇用統計の結果如何では大きく動く相場となる公算も出てくるだろう。 まだ中東情勢がある程度背景にある金や原価格の上昇がドル売りをもたらしている比率は大きく、またそれがユーロの水準まで上げていることでその状況からの影響も依然残っている。 どちらにせよ政治と国債絡みからの円安背景はしばらく続きそうだから、対ドルの動きも踏まえて上昇幅も通貨ごとに見極める必要が出てくる。

2011.3.2日 3:53更新

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