FX予言集 フィリップFXブログ
ユーロ利食いのタイミング
中東の地政学リスクでドル安、またはクロス円の軟調推移となるはずが、日本の国債リスクや政治リスクが勝り、全体的には円安傾向と言える。 オーストラリアの洪水でも豪ドルは利食いという一定の推移を経て上昇、ニュージーランドの地震も景気対策でキウイドルも回復傾向、それに今回の中東の騒乱もサウジアラビアの原油生産拡大でドル安に水を差し、クロス円上昇の背景を拡大させるものとなるのであろうか。 ユーロの上昇は、今週半ば(3日)開催のECB理事会での利上げ期待によるものであり、1.4台を目指しての動きが顕著に見られる。 ドル安一服で欧州の金利を意識するとユーロ円の上昇は大きくなり、今年の高値更新もあながち無いとは言えなくなってくる。 114円に乗せるかが鍵となってくると思っており、日本の政治の動向次第では期末とはいえじりじりと上値を追う動きが見られるかもしれない。 年度末を控えて円高を夢見る投資家の円買いが逆流すると今月中に115円強の可能性はあるがそれ以上は難しい。 反落リスクもあるが、時間をかけて円安推移が続けば輸出企業も稼いだ外貨売りつくすようだと円高リスクは更に縮小するだろう。 今月半ばまでの動きが目処となるだろうか。 木曜日のECB金利政策委員会で据え置きなら、一応の利食いでユーロ反落となるだろう。 その時はテクニカルから1.36半ばまでの押しは考えられそうだ。
2011.3.1日 4:05更新
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