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FX予言集 フィリップFXブログ

不透明な中東リスク

 G20では、経済不均衡についての協議がなされたが各国の思惑もあって意見はまちまちで、結局前回提言された外貨準備に関する指標は削除されている。 要は通貨の切り下げ競争回避と言う文言が外されており、実質為替レートの制限も含まれず変動相場制に対する肯定的な方向だと読み取れる。 しかしその中でも中国など新興国に対する批判は残っているが、G20では中国からの影響が大きくなっていると伺え、為替動向は世界経済不均衡への影響度は以前よりは小さくなっているような感じと市場は捉えがちだろう。 またドル安に対してもある程度の容認と見られることで、ドル全面安の展開に動いている。 ユーロドルは、ECB専務理事のインフレ対処の為の利上げ容認発言から上昇し始め、リビアなど中東諸国の反政府活動の活発化からのドル安で更に上昇し1.35割れから一気に1.37台まで突入している。 アジア時間では需給で対円からのユーロ売り圧力が掛かりやすいが、欧州市場での更なる上昇が期待できる。 本日は米国が休場の為対ドルよりは、対ユーロの動きの方が目立つ動きになると思われるが、高値更新に向けてポンドドルも突っ込み買いが見られる可能性は大である。 ドル円は下落していても、日本と欧米の金利差は徐々に広がっているためにクロス円の堅調さが目立ってきた。 金曜日のダウ平均も年初来高値更新でアジア株式市場も上昇が見込まれているためにクロス円の押しは限定的であろうが、中東の反政府デモが拡大を見せ始めると株価にも影響が出ることもありリスク回避の動きとなる可能性もあるので、米国勢が休みの今日の欧州市場は薄い取引になる関係上、リスク材料が出ると大きく反応されやすく気をつける必要が出てくる。

2011.2.21日 9:34更新

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