FX予言集 フィリップFXブログ
湿った花火
IMM ポジション推移表 参照
http://www.phillipfinancials.com/fxmarket/reports/imm.php
この表は当社のホームページからご覧になれるIMMのFX先物保有ポジションです。 一般には投機的に保有されているポジションと認識されています。
これらを分析してみると日本円買いは増加、豪ドルは買い増加となっているのが特徴としえ挙げられます。 ユーロの買い越しは減少しており、先週の下落に転じたユーロドルの動きに象徴されています。 ポンドは買い越しが若干増加していて、それがユーロポンドの売りに現れており、ドルは全般にはまちまちであったようです。 ここまでドル売りポジションをキャリーしている方向で推移したポジションですが、ユーロ売りや英国の利上げを既にある程度折り込んでいる影響もあって、ドルの買い戻しが先週から顕著となっているようです。 ドル円は重いとされている83円台の下値を徐々に切り上げており、それが豪円とポンド円のサポート役となっているようです。 これからは3月末まで、需給面から一層上値の重い展開が予想されることから、あまり外部要因がなければ84円を頭に81円まで押される展開は可能であろう。 その時にドルで動けば単純な動きで分かりやすいが、比較的ドル円に次いで多いユーロ円も上値を抑えられる可能性が大きいために、110円割れトライまではリスクが残る場合もある。 今の短期的な基調は円安であるために今月後半まではドル円の上昇がクロス円にも影響を及ぼしやすい展開は続くと思っている、一言で言えば鈍い上昇で、例えれば湿った花火のようなものであろうか。 このままドル円が上昇するとなると、とりあえず83.60-70が目処となるだろう。
2011.2.14日 7:26更新
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