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FX予言集 フィリップFXブログ

ドル買い戻し

 昨日はトリシェECB総裁のインフレ発言を若干是正したことでユーロ売りが始まり今日の動きにも繋がっている。 ユーロ買いのポジションが膨らんでいたために売りが売りを呼ぶ展開が続いていて、逆にスイスが売られている。 米国雇用統計は、非農業部門雇用者変化が予想の15万人から3.6万人に急減したが、失業率は9.5%の予想に対して9%となっている。 市場では結果後ドル売り優勢となったが、ドルは中立さを保ちながらも欧州通貨への売りが顕著に出ている様子。 テクニカルでのユーロ売りが台頭しているのか、ユーロドルは1.35半ばまで下落している。 ユーロドルは1.36割れから一目均衡表に於ける雲の中に突入していて下げも緩やかになっていくだろう。 サポートとしては心理的な1.3500と基準線の1.3360辺りであろう。 1.33-1.35を挟む取引はこれまで幾度となく経験しているが、これより上か下かに位置するかでトレンドが出やすいのでこの辺の攻防は重要であろう。 前回に続き米国雇用統計結果で非農業部門の予想が大きく下回り、失業率が好転ということでドルは中立を保っているがポジション調整が進み英国の利上げ機運の高まりを背景としたポンド買いやエジプト騒乱の落ち着きが見え始めると再びドル売り材料が意識されやすくなるだろう。 昨年2010年の前半は、失業率9.7-9.9%で推移していたが、非農業部門雇用変化数は1-5月5ヶ月連続増で途切れてまたマイナスが続いていた。 数値の側面から見ていくと、結局のところ失業率は8%を割り込むこと、それに非農業部門雇用変化数はリーマンショック以降に大きく落ち込んでいることから最低限前月比プラス、それを半年以上維持することで米国経済の先行きに光明が見えてくると予想している。 非農業部門雇用変化数は昨年10月から今月まで5ヶ月増で来月以降の数値は気になるところだが、率はまだまだ差がある。 遅行指数とは言え各国がこの数値を気にしているために、市場も大きく取り上げやすいことで相場への影響も大きい。 まだしばらくはドル売りに対するテクニカル調整が続きやすい状況であるために、来週もこの動きが続くのかで先の動きを見極める必要がありそうだ。

2011.2.5日 2:11更新

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