FX予言集 フィリップFXブログ
チュニジアからエジプトへ
アイルランドの格下げでやっとユーロドルが押されている、とは言っても100ポイントにも至っていなく、ポンドドルは利上げ期待から続伸中。 今日は米国市場に入ってドル売りのショートカバーが見られているようで、ドル円の堅調さがクロス円のサポートとして機能している。 先月のADP雇用統計が好結果でドル高を読んだが、今回は好結果であるが相場には限定的で、金曜日の本番を控えてポジション調整の方が先行しているようだ。 エジプトでの混乱はスイスへの資金逃避を促しており先月の最安値まであと一歩と迫っていて、安値更新は時間の問題であろうか。 米国はムバラク政権への動きを見守っているが、歴史の側面から民主化運動が盛んになるタイミングで起こる致し方のない動きとはいえ、エジプトがサウジ、イスラエルやイラク、イランなどの近隣諸国を精神的にまとめて仲介役になっていただけに不安は尽きない。 そもそも昨年暮れにチュニジアで起きた民主化運動で現政権が崩して成功したことで、同じような貧富差が大きく失業率も増加していたエジプトと似通った点が多かったことが国民の動意に火をつけたようである。
エジプト証券取引所は数日間休みとしていた取引再開を来週7日に決めていることから、その動きにも注目が集まってくるだろう。 繰り返される歴史とはいえ、インターネットで情報を素早く手に入れ共有しあうことが以前にも増して混乱拡大を呼びやすいことで、将来の戦争への懸念が頭をよぎるのは私だけであろうか。 やはり人類はパンドラの箱を開けてしまったのだろうかと。
2011.2.3日 1:47更新
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