FX予言集 フィリップFXブログ
タイミングの良いリスク回避でポジション調整
エジプトでの反政府デモが過激化し政情懸念に繋がっていることで、市場はひとまずリスク回避の動きをとっている。 クロス円が大方下落していて、株式相場も全般に軟調で昨年末からの上昇から売り場を求めていた向きがこぞって行動に移した感じがしている。 為替はそれらに振られた展開であって、下げ一巡後クロス円は若干の戻しをみている。 それ以外の背景ではドル売り相場であって、それを象徴するかのようにユーロドルの上昇が目立つ。 ここ一週間で高値の1.38を手前に高値もみあいという形であったが、急落していることで上値が重くなっているが1.37台まで戻したのはドル安理由が大きいが、それに欧州のインフレ懸念からの金利上昇もサポートしている。 エジプトと言えばスエズ運河、ここを通過していく貨物は世界の海上貿易の約7.5%であることで、原油運搬が多い事から世界経済に与える影響が小さくないと言える。 スエズ運河の安全運行に懸念が及ぶとマスコミの注目を浴びやすく、一段のリスク回避の動きも強まる恐れがある。 日本国債へのマネーの流れが出ていることで金利低下を促すことは、先週の国債格下げの影響を限定的にさせる効果もあるが、一方円高への流れを呼び戻すことにも繋がりかねない。 これが先進国の株式相場に冷や水を浴びせるのか、それともポジション調整の好タイミングと捉えるのかは情勢次第となってくるが、今日の欧米株式相場の落ち着きを見るとどちらかと言うと小さな怪我で済む可能性の方に分があると思っている。
2011.2.1日 4:51更新
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