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FX予言集 フィリップFXブログ

トリシェ総裁、予想外な見解

 抵抗線も何のそので、トリシェ総裁の意外な見解でユーロドルはヒョンと飛んでいった。 ギリシャ、アイルランドからポルトガルや巨大な市場であるスペインまで及んでいる債務問題で各国が景気低迷への懸念を醸し出しているために、金利低下からユーロ売りに傾いていたのを横目にインフレ懸念を持ち出した。 この見解はユーロ売りポジション巻き戻しと昨日中国がポルトガル国債購入との報道からの憶測で買いそびれていた向きを動かすことになって、買い越しまでの状況を作っていると思われる。 市場はこれからECBの見解を評価するのにユーロ買いへと持っていく可能性が出てきた。 しかし欧州各国はドイツの好調な輸出活動で景気を保っていて、急上昇すればユーロ高への反発も出てくると見ていることから、1.35を上に抜け1.4を伺うまでの動きがあればECBの出方にも変化が出てくる可能性はある。 この上昇がトレンドかというのは時期尚早かと思われるが、流れがついているので1.35抜けすると一旦上に走る可能性は大きいが短期では買われ過ぎのような感じがあるので1.33台前半までは一度押しが見られるのではないか。 ただこの動きがドル売りとなるかはまた別問題だと思われ、今回は欧州連銀の金融政策の意図を読み取っているだけの動きに違いないと思っている。 ボラティリティへの貢献度は抜群で、そろそろ材料が無くなりかけた所に新材料となってオプションとレーダーにとっては驚きだろうが、FX取引は大きく取れるチャンスでもある。 クロス円の動きもまちまちで、常に追い続けている投資家にとっては難しいかもしれないが利ざやを稼ぐよい相場なのかもしれない。 

2011.1.14日 6:54更新

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