FX予言集 フィリップFXブログ
入札は大きな波乱なく通過
先ほどポルトガルの10年国債入札が期待されていた7%に達さなかったが、約6.7%程度には達し想定内から若干需給が悪かったことで1.30上にいたユーロドルは1.29台へと利食い先行で売りが出ている模様。 他に対した材料もなく、明日はまたオーストラリア雇用統計発表、欧州の金利政策委員会とその後のトリシェ総裁の記者会見、BOEの金利政策委員会が開催されるので、そこまではダウ平均をにらみながらクロス円の動きを捉えてドル絡みの需給が別に出てくればある程度動く要因となるが、ボラを支える新たな材料が欲しいところ。 未だにスペインへの懸念で欧州は何らかの策を練っていく必要があるとFinancial Times でも懸念を取り上げていて、そこまで市場が仕掛けていくのかは頭に置く必要がある。 しかし、世界経済全体では今年一年は徐々に景気回復の芽が見られるという観測が比較的多く、日米欧などで政府の景気対策後の減少していた自動車販売の回復期待やハイテク、輸出関連の伸びを新興国が寄与していく構図は変わらなく、米国FRBの積極的なデフレ懸念払拭マネーが流れ込むことでリーマンショック後の訂正相場から成長基調を垣間見ることとなるのかもしれない。 豪国では、洪水被害が食品価格高騰へと繋がる見方から売られていた豪ドルも若干買い戻しに入っているが、ユーロが下落基調となるとしばらくは連動し軟調推移となるだろう。 豪円はドル円に支えられてもみあいから堅調推移で83円台は重いが、84円台まであるとドル円と同調して上値を探るタイミングが見えてくるのではないか。 過熱感のある雇用環境にあって明日の統計は気になる指標であろう。
2011.1.12日 9:05更新
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