FX予言集 フィリップFXブログ
流れの途中
昨日は、東京、欧州市場とドル買い旺盛で上昇していたドル円は抵抗線の83.30手前で止められた後、米国経済市場であるニューヨーク連銀製造業景気指数の予想外の大幅な悪化でドル売りとなり82.70付近まで下げた。 その後は米国金利上昇で株価が抑えられる中で83円を挟んだ取引が続いた。 本日に入ってからは、輸出の売りが多少はあったにせよ堅調な推移が続いていて83.30抜けから次のターゲットである84.20(今日に限っては)を試す動きとなりそうだ。 抵抗線は徐々に下がっていて、来週は83.80まで低下することから、今日を含めると7連騰のドル円が調整して来週に84円台というシナリオが描けそうだ。 しかし金利と反比例している株価が下げを早めると、クロス円に売りが入りやすくなり、上値を抑えられる要因にもなりそうだ。 今朝方IMM通貨先物の取り組みは、ドル売りが一割ほど減少していてまだまだドルショートポジションが多いままであまり解消していない様子。 円単独でみると円ロングが約14%減少しているが、これもあまり解消には至っていない。 このことからドル円に於いてはまだ買戻しが主体であるために上値余地があると見ており、しばらくは堅調推移が見込まれそうだ。 主な背景は米国金利水準と円金利の差とほぼ連動しているので、引き続き重要な指標となるだろう。 またドルキャリー巻き戻しの観測(憶測??)が出ているようで、マーケットがドル買い材料を探しているようだ。 市場分析などで材料が尽きるようなニュアンスとなるまで流れは続くだろうが、それが過去のユーロドルのように年末に向けて加速するようだと変動率も上昇していくが、ドル円に限っては本邦輸出勢の売りが多いために急上昇までとはいかずじりじりとした動きが続きやすいため反転期を定めるのが難しいだろう。
2010.11.16日 6:42更新
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