FX予言集 フィリップFXブログ
リスクを減らす
米国住宅指標のケースシラー住宅価格指数は予想を下回りクロス円の下げに繋がったが、消費者信頼感指数やリッチモンド製造業指数が予想を上回り、下げた分は回復している。 地区連銀総裁の面々から国債購入枠に対する批判が出ており、先行きのインフレ懸念に繋がるという意見が多いために、米国20年債が売られて利回りが上昇していることで短期金利との差が広がっており、ドル買戻しの主因となっている。 短期筋はドル買い戻しのタイミングを計っている気配も出ていて、来週のFOMC後の動きを読んでの手仕舞い売買をしているのではないだろうか。 昨日は何の理由もなく、午後5時くらいから全般にドル買いが始まっていることで理由は後付けとして報道されているような気がする。 mさか野田財務相のコメントが引き金になったとは思えないが。 今ある程度ドル売りポジションを手仕舞うことで、FOMC後の更なるドル売りを促しやすくはなるだろう。 しかし、材料で尽くしのタイミングとも捉えられるためにそろそろドル買戻しの動きが大きく出てもおかしくはない。 そのトレンドを読み取るには、情勢やファンダメンタルより短期のテクニカルから見ていくのが早いだろう。 ユーロドルは1.40越えを2度やっているが、その都度落とされて1.38台半ばまで下落している。 最初に先日の高値1.41台からの戻しが1.3700付近であり、このレベルの抵抗は大きいであろうが下抜けると下落基調への動意が強まるかもしれない。 その時クロス円に大きな変化がなければ、ドル円は82円台でもみあう形で輸出の売りを吸収していく可能性が大きい。 反転のタイミングを当てるのは相場では一番難儀だが、その予兆を見つけるのはそう難しくはなく、それが本格化されるかどうかが判断しづらい。 これを一つの目安として、反転のタイミングを3割から6-7割程度まで変化させてポジション取りをしていくことでリスクを減らすことにもなるはずだから、可能性は少なくとも頭の片隅には置いておこう。
2010.10.27日 9:09更新
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