FX予言集 フィリップFXブログ
イメージトレーニング
ここのところドル円は意図のない通貨ペアーのような動きで、どちらかというとユーロドルと連動していて全体のドルの動きに連れているだけのようだ。 クロス円は、ほぼ対ドル通貨の動きと共に動いており、ドル円のレンジ化が強調されている。 昨晩カナダのフレアティ財務相は、各国の介入に対して批判を浴びせ「この種の為替介入は報復や貿易制裁といった行為につながるため、世界的に回避することが望ましい。米議会でこのような動きが見られ、今後一段と広がる可能性がある」と述べたにも関わらず反応が全く無かった。 ドル買戻しの動きが継続されているが、ドル円に限って言えば輸出企業が採算レートを80円台の円高に設定する動きがあることが上値を重くしていきそうで、上昇するには時間が掛かりそうだ。 81.65-75辺りにマーケットのストップ観測があり、ドル買い継続の流れでこのレベルを試しに行くと82円台もあり得るが重さを確認する動きとも重なるので、そこからの買いは慎重さが必要だろう。
米国は基軸通貨のドル安で企業業績が上向いており、欧州と同じ策に出ているのかダウ平均は年初来高値更新で投資家の懐は潤ってきているのは基軸通貨のなせる業。 介入も批判され難しい立場の日本は、ドル安に対して少なくとも文句は言っておくべきで、米国から尖閣諸島へのサポート発言なんていらないように思える。 各国が時国の利益の為に走りすぎていることを考えると、“日本よバブル再び”などと思ってしまう。 間違った動きが、次の間違いを作り、ひずみを戻すのに違うところをいじってしまい迷路に入るのはゴルフスイングだけの特権だったのに、世界経済までもがそうなるとは。 迷路に入ったゴルフスイングを正しく直すには、改造しかない。 経験から言わせてもらえば、改造は性格が変わるほどに難しいが、ボールを打ったり筋トレするよりイメージトレーニングだけで随分変わる。 経済は、まず景気の根本である国民の気(将来に対する良いイメージ)を上げるよう政府にエンターテイナー振りを発揮してもらいたい。 そこにシナリオを作って演じられる事が出来るのは政治家だけであるから。
2010.10.19日 6:11更新
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