FX予言集 フィリップFXブログ
ポジション調整大会
ドル安材料がある程度出尽くし、米国金利低下を市場も相当織り込んでいく最後の材料でバーナンキ議長のスピーチ待ちだったようで、それまでドル安が急速に進んでいた。 スピーチの内容は予想通り、雇用への懸念が拡大すれば更なる金融緩和の可能性があると示唆しており、それがきっかけでストップハンティングに出たドル相場だったが、テクニカルの過熱感から買戻しどころを探っていた投資家も多かった様で、その直後に発表された小売売り上げ指数と、ニューヨーク連銀指数が予想を大きく上回ったことからドルの買い戻しが始まり、相場は反転となった。 その後じりじりと値を戻したドルの中で、ユーロドルの動きが激しく、一瞬値が飛んで高値1.4160付近を付けたところからの急落となり、数時間後には1.40を割れるという乱高下となった。 1.40付近ではもみ合いが見られたが、1時間足チャートでダブルトップ形状がはっきりと現れて売り優勢の展開となった。 豪ドルとカナダドルがターゲットのパリティを達成したところでの戻しとなったために、各通貨が対ドルで達成感が見られたのも好タイミングとして表れている。 結局先週、ユーロドルは1.39台後半という前日の安値を下回って終わったことで、テクニカルから一旦高値示唆していることが今日の下落に繋がっている。 ドル円の戻しが鈍く輸出勢の売りもあって上値を抑えられていることで、クロス円の下落に繋がっている。 クロス円はここのところ対ドル通貨の上昇と、ドル円介入警戒感から連動して上昇していたことで、ある程度の利食いもあったかと思われる。
今週は、週末のG20に向けてのポジション調整から今度は変動率(ボラティリティ)上昇でストップハンティングを仕掛けやすい展開が見込まれ、ドル買い戻しからの突っ込みで戻し幅次第では、そのレンジ内での速い動きとなりそうだ。 ユーロドルは1.3800辺りにサポートが2つほどあり、短期でも重要なレベルと見ているから簡単には突破しないであろう。 ここを破るとなると、1.36台までの可能性は出てくるがあってもイベント以降か。
2010.10.18日 6:51更新
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