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FX予言集 フィリップFXブログ

基軸通貨国の強み

FOMC議事録が金融緩和へ肯定的となったことでドル売りが進み、株価も堅調さを取り戻したことで、それまで利食いから軟調推移だったクロス円の上昇となった。 ユーロ円は一時113円割れから114円後半までと急な戻しとなったが、テクニカルと警戒感でユーロドルに売りが入り113円台まで下落している。 昨日のニューヨーク市場でウェーバードイツ連銀総裁が「ECBは全ての緊急措置が終了する前の利上げも可能」と発言したことで、下落基調のユーロを下支えしたが1.4の大台は全般にユーロ高への言及もあったことでそこに近づくと押されてしまう。 各国が通貨安への批判をしているが、結局は1987年のルーブル合意のように通貨安で輸出企業を助けたいだけ、それから内需にとりかかるしかなくなっている状況は今でも変わらない。 先進諸国は、暗に中国を中心とした新興国に対しての批判だが、なんともニュアンスに苦しむ曖昧さではないだろうか。 曖昧なだけに日本も介入に躊躇してしまう、欧米は自分らも通貨安を演じている主役なのに。 この流れは、日本がバブルになった直接の要因である円高の行き過ぎと今の中国の人民元と似ている状況となっているが、それが分かっているだけに中国としてはやんわりとかわしたいはず。 もし受け入れて変動幅を極端に大きくすれば、歴史は繰り返すことになろう。 自分らで始めたのだから、米国は痛みを伴って自分で解決するのが筋だとは思うのだが基軸通貨国の強みである。

2010.10.14日 4:40更新

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