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FX予言集 フィリップFXブログ

介入を誘う動き

 米国雇用統計は、非農業者部門が予想を大きく下回ってドル安に振れた。 ユーロドルは早々と指標前1.4台に乗せてストップハンティングにいっていたために売りが強く反落したが、ドル円は下落し81円台後半での攻防となった。 クロス円は最初は強含んでいたが、結局下落基調で先週のマーケットを終えた。 テクニカルから、1.39から上は過熱感が出る感じがしていたユーロドルに売りが入ったのは、ドル円に介入警戒感がありつつユーロ円に売りが出たことも影響している。 ダブルトップ形状に近い、1.3840割れがあると、1.36台までの調整の可能性が出てくる。 そうなるとユーロ円も113円割れを意識する展開となろうか。 G7で為替に関しては、総合すると通貨安への批判が相次いでいるが、直接的には中国へ向けたメッセージであるために、介入への批判は表に出ていないようだ。 日本の野田財務相は為替介入に対して、大規模で長いスパンでの介入はせず、行き過ぎたマーケットの是正の目的だと表明していることで、マーケットは介入を確かめにいく動きとなろう。 円高が続くのは、日本が一足早くデフレから脱却するか、米国経済が安定成長へと戻るかのどちらがファンダメンタル要因となろうが、数年は掛かりそうだ。 ここのところ米国ダウ平均が上昇しており、資産価値上昇からこれからのパーティーシーズンとなる、サンクスギビングやクリスマス商戦へ消費が伸びれば多少の金利上昇はあるかもしれない。 そのシナリオ通りでも雇用面は経済動向の最後の遅行指数となるために、結果として出てくるのは来年中盤まで待つことになろうか。 今週のイベントとしては、明日の米国FOMC議事録に注目。

2010.10.12日 5:13更新

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