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FX予言集 フィリップFXブログ

変動率上昇の気配

 連日高値更新しているユーロは、本日も1.39台に乗り1.4の大台を伺う展開となっている。 短期では過熱感が出ているものの、上昇は継続中であり、押し目が少ない。
昨日はアイルランドの格下げで一瞬下げたにも関わらず、米国のADP雇用統計の結果が悪く上昇基調を保ち今日の急騰に繋がっているようだ。 ここのところ欧州時間ではユーロが中心の相場展開で対ユーロは下落基調にあり、ドル安を含んでいるように見えるが、中身はユーロ買い中心と捉えている。 円は、ドル円だけを見ると最安値更新であるから円高にみられがちだが、対してクロス円は相対的に高く、円通貨全体ではニュートラルだと受け止めている。 クロス円の上昇は、ドル安と相まって介入警戒感が効いているように思える。
ユーロ高とスイス中銀の介入警戒感からユーロスイスが先月初旬以降は上昇に転じている。 ここまで上昇すれば、ある程度の投機資金は引かざるを得ないと思っていて、それで増大した資金が円に流れていく可能性が少し大きくなってきたのではないか。 金価格に次いで、株式市場、更に最近は原油にまで資金が流れている膨大した世界のマネーは、日銀の量的緩和復活で今度は円に流れてくるかもしれない。 G7前で、介入へ批判的な意見が出だしたためにドル円は下落が加速している。 日銀も介入のタイミングを計っていると思われるが、逆に期待感から円ショートが増えやすく、下がると売り玉が膨らむのでセルオンラリーの展開は売り方に大きく有利となる。 久しぶりにドル円相場の変動率(ボラティリティ)上昇からして注目度が増しつつある中、本日の加速した円高の流れが明日の米国雇用統計までどういう展開を見せるのか、G7明けの動きも含めて重要となってくるだろう。 

2010.10.7日 5:22更新

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