FX予言集 フィリップFXブログ
ユーロがヒートアップ!
最近は通貨安競争という言葉が目に付くが、そうではなく実際は低金利からくる歪みの一つをそう言っているだけで結果そうなっただけであろうし、確かに自国経済には影響が大きいのかも知れないがあまり良い聞こえではないと思う。 あまりこの言葉が蔓延すると、ヘッジファンドなどの投機筋がテーマは通貨安として投機の名目にされやすくなるために、あまりメディアなどが煽るのは良くないだろうか。 日銀は、米国FRBが金融緩和拡大での影響を恐れて、やっと量的緩和に踏み込んだ。 前回とは違って、資産買い入れの幅を拡大し、リスク資産である不動産投信やETFなどの上場投資信託へも購入することで、ある程度のやる気は出てきたようだ。 それに反して相場は依然ドル安の方に分があり、ドル円は戻っても売られる展開が続いていて、軟調推移には変化がない。 まだ資産買い入れ拡大の策も残しているようで、市場は催促に行くのだろうか。 今回の量的緩和策はファンダメンタル要因であり、一気に円安方向へいくというよりじりじりと相場には効いてくるのではないだろうか。 リーマンショック後、世界的な金融緩和は第2弾に入っているが下げ余地は少ない。 しかしそれから溢れたマネーが、金などの商品価格だけではなく株式市場にも流入しているように思える。 例年米国では、投信からの売りが嵩む9,10月であるが、中間選挙だけの理由のみではなく株価が上昇すれば、資産価値が上がり、企業のみならず個人も含み益が増加し、マインドという面では消費活動にも好影響が出てくるのではないか。 それがデフレに対しては効果があるということなのであろう。 短期で70円より長期で85円のほうが企業には負担となるから、とにかく長期の円高を止めるには、早くデフレを収めないといけない。
昨日、今日と、若干の押しもないままユーロは買われていて、ドル絡みの通貨ペアーには乱高下をもたらすような動きを示唆しているようで、金曜日の米国雇用統計では波乱があるのか。 ターゲットを1.3900付近に控えるユーロドルに於いては、テクニカルが通用しない場面も出てくるかもしれない。 今のユーロ相場では、逆張り派は注意が必要である。 中国が欧州ヘルプへ行っているのが、ユーロには大きな買いの背景となっているのだろう。
2010.10.6日 7:01更新
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