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FX予言集 フィリップFXブログ

強烈なユーロの戻し

 昨日は、格付け機関S&Pがアイルランドの格下げの可能性を警告したことでユーロが急落したが、その後ECBが格下げの火種であるアングロアイリッシュ銀行へ追加資本注入計画の可能性の噂でユーロの買戻しが急となった。 結局、ユーロドル、ユーロ円共に直近の高値更新となって引けた。 市場は、アングロアイリッシュ銀行への資本投資が何らかの形で入るという憶測で買っているために、早急に動きが出てこないとまた乱高下の動きが出てくる可能性がある。 ここまで戻しがあると、先日噂が出ていたどこかの大きな資本からの買いが出ているのかもしれない。 昨年末から下落して戻しが半値を越えていて、アイルランドや南欧懸念は残っていて短期では踊り場といえようが、年末までを考えるとテクニカルでは堅調さを取り戻しつつある。 大きな動きでのドル安が進めば、テクニカルから1.58-9台が次の目安となってくる。 そうなればユーロ円は、介入効果でドル円がサポートされ、期末後はある程度の上昇の可能性は出てくる。 
本日発表された日銀短観は、全般で見ると予想より若干良かった程度で想定範囲内ということで、為替相場への影響はあまり見当たらなかった。 企業の10年度想定為替レートは89.66円ということで、前回6月の90.18円から若干円高へ修正されたが、実際のレートより乖離が大きいために円高圧力という点では多少緩和されている感じである。 短観の結果を受けて、日銀は金融緩和拡大の幅が縮小するのではという憶測もあり、若干円高へ振れているが、ドル安からの昨日安値からは30ポイントほど上のレベルで推移している。 今夜は米国の経済指標はないが、欧州の指標が幾つか予定されているので、アイルランドの動向からも交えユーロへの影響が注目されよう。

2010.9.29日 11:15更新

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