FX予言集 フィリップFXブログ
FOMC
米国FRBのFOMCでの声明で、ドルは全面安の展開を余議なくされている。 それまでは、欧州ギリシャの財政赤字削減がうまくいっているという事でユーロ買いが主役であったが、FOMCでドル売りが役を奪い返した形であった。 それまでは、ドル円は若干弱いものの介入警戒感があって下げ渋っていたが、あまり実弾を感じていなかった相場であったために発表後は一気に50ポイントほど下げて85円割れとなった。 但し、84円台では再度警戒感が増している事で、ユーロ円の堅調推移に一役かっている。 今日もドル売りの流れは変わらずで、欧州市場に入るとユーロ買いが強烈に出ている。 ポンドは議事録を経て下げ基調で推移しているが、英国の中央銀行や政府が米国と歩調を合わせているように感じられているのか、ユーロとは別の動きが目立つ展開には変わりない。 ユーロはギリシャ問題で売られすぎたのか、ドル安に加え戻し相場という状況であろうか、昨年高値から今年6月の安値の半値戻しである1.3500付近には抵抗線があり、この手前では一旦利食いが出ると予想している。 ユーロ円は、7月の高値114円手前には輸出の売りが予想されているが、日銀の買い姿勢が見えると一気に抜ける可能性もあり面白いレベルに近付いてきた。 114円をしっかり保つと、輸出企業採算レートが110-115円辺りであることを考えると少々時間は掛っても117円程度までをターゲットとして上昇する可能性はある。
2010.9.22日 7:15更新
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