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FX予言集 フィリップFXブログ

ユーロ、ドルから円へ

 市場のテーマという点から考えると、今年前半はギリシャ問題が影響したユーロへの不信感であり、後半は米国経済デフレ懸念からリスク回避のドル売りとなっていた。 ここ数カ月もユーロへの買い戻しが米国金利低下と重なってドル売り基調であり、円キャリーの解消はあるものの、ユーロ安、ドル安でクロス円安の流れを作っており、円独歩高と仕掛けられるタイミングであるから、介入が始まっても逆に円高基調が強まるのは歴史が教えてくれており、ヘッジファンドの仕掛けどころが見ものとなっている。
逆に政府、日銀は介入を効果的にするために、輸出企業の売り玉をとりあえず掃けておきたいという考えなのだろうか、一定のレベルから下は行かせない介入方法で大きな押し上げは昨日後半からは見られていない。 輸出企業の売りが減れば、ファンダメンタル次第では上昇しやすくなるために、日銀の金融緩和策が不胎化介入に加えて登場するタイミングを計っていると予想する。 ある程度のレベルまで押し上げることは目標にしているが、何せ資金の問題があるために輸出企業に早く売って欲しいのではないか。 長引くとヘッジファンド勢が売りを仕掛けることも考えられ、そちらの売りの方が優勢となるのは時間の問題であろうかと思われる。 円高は協調介入でないと止まらないだろうという考えからのドル売りで催促相場となっていくのではないか。 現にユーロやポンド、豪ドルは大きく値を上げており、クロス円上昇の方がドル円より大きな幅となっている。 協調が行われるまで円高に加えてドル売りを強く進めていくのかもしれない。 スイス中銀と日銀からの介入警戒感との綱引きでの動きが相場を歪めているので、ファンダメンタルとテクニカルからは相場が読みづらい展開が続くであろう。 要は感(管?)が頼りの相場はなかなか難しい。

2010.9.17日 4:22更新

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