FX予言集 フィリップFXブログ
円高へ休みなし
民主党の代表選挙で首相は続投が決定し、次は小沢氏の閣僚入りが注目されるところとなった。 結果を受けて予想通り円高へと動きが強く出ているが、円高是正派の小沢氏の動向に注目が集まっており、相場に影響を与えるポストとなれば円高も一服する可能性があるだけに下攻めも慎重となっているようだ。 サポート党員は小沢氏が首相になれば選挙が早いという可能性があっただけに現首相に票が集まったのは自然な流れだが、リーダーシップが欲しい日本にとっては、内容よりオーラの方が重要だったのか為替も株式も歓迎ムードはしぼんでいるようだ。 相場から今のところ総スカンを食らっている首相も、これからのやり方次第ではマインド好感度を上げるチャンスは残っているが、少しは相場も気にしてほしいというのが市場関係者の本音ではなかろうか。 この結果から閣僚ポスト次第では、円高へと仕掛けが入る下地は整ってきた。
欧州時間を経て米国市場ではユーロが急上昇しており、小売統計の良さがあったにも関らずドル安の動きを見せているのはクロス円で反動を付け、ドル円共々を一気に落とすつもりなのかはわからないが、ユーロ円の109円付近まであるとやりすぎ感から気になるところである。 その火種のユーロドルであるが、1.3000のオプションバリアーを抜けてきておりストップロスハンティングから上昇を続けている。 1.3020-50にある抵抗性を抜け1.3100にあるだろうストップを付けていくと過熱感から利食いの売りが出やすく、その影響でクロス円の売りも連動して出てくると考えられることで悪材料がタイミング良く出てしまうと、ユーロの利食いがクロス円の売りを呼び円高へと一気に火がつくことも可能性の一つではある。 またスイスでは、中銀が通貨高よりインフレ退治の利上げを選んでいくという観測もあり、ドルスイスは1のパリティー割れとなって一気に売りが加速している。 こうなるとユーロスイスの下落もあり介入が行われるとクロス円が支えられやすくなることで短期相場の動きに変化をもたらすので、明日の欧州市場での動きは注意が必要となる。 スイス中銀が先述の観測が本当であれば、スイス買いが顕著となる可能性もあり波乱含みは続く。
2010.9.15日 4:47更新
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