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FX予言集 フィリップFXブログ

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市場はあまり意識していなかったが、ドバイワールド債権の再編で金融機関と合意に至っていると発表があり、中東リスクが緩和されたことで欧州株式が堅調推移となり、クロス円を全般に押し上げた。 米国時間に入ると、欧州の金融機関の自己資本比率を決めるバーゼル3という規制法案を決めたが、7%という数字で予想以上の厳しさでないことからダウ平均もアジア、欧州に連れて安心感が広まって上昇した。 ここのところ、米国の雇用や住宅関連の指標の悪さから2番底というテーマでリスク回避の動きが強まり市場が織り込みに掛っていたことで、全般にクロス円の下落と円高、スイス高で相場は動いていたが、その織り込み相場から若干変化が見られる意見が専門家から相次いでいるようだ。 その雰囲気が市場へ伝わっていて、ダウ平均の下値の強さや米国債相場の反転機運となっている。 債権が売られると金利の上昇に繋がり先行き景気の悪化は見送られる。 但し、相場の流れとしてドル円のレベルは戻りが鈍いことには変わりがなく、来月中には下攻めが見られる可能性が大きいのではないか。 名目円相場はデフレの大きさから円高には大きく振れていないことで、政府、日銀がデフレに対しての反発姿勢が出てこないと、90円以下の円高を解消するには相場の大きな押しと介入が必要となるだろう。 今日のクロス円上昇の中で、豪円は中国関連指数が経済過熱を低下させる動きと捉えられており抵抗線であった78円を上に抜けて行ったことは、これからも堅調さを匂わせるのではないだろうか。 日本の個人投資家が豪円を大きく買い越しており、そこからの利食いの売りは小さくはなくその中での上昇であるため、数日の調整は必要だが次は81円に向けての上昇が見込まれる。 気になるのは前述の債権売りで米国の金利が少しずつ上昇していく初動が若干見られることで、ドル円が重い中でも上昇一途であった豪ドルの動きに注目が行きそうだ。 テクニカルでは少し調整が必要だと思われるが0.9380付近を上に抜けていくと短期の上振れが見込まれるのではないか。 そこで頭打ちとなるかは、豪国の動向よりも米国と中国次第かと思われる。 最近、円やオセアニア通貨が消去法で買われているので、その論評が目立ってくると利食いでそれらも調整となりやすくなるので、市場の相場観(テーマ)の変化には目を配っていく必要があるだろう。

2010.9.14日 5:58更新

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