FX予言集 フィリップFXブログ
短期はショートから
ドル円は連日レンジ内を行ったり来たりしていて大きく動く雰囲気までとは至っていないのは、円高理由よりドル安が背景の下落だというのがある。 米国の株式相場が一服するとやはり徐々に下値では買いが入っている模様で、生保の大口の買いのようなものが見てとれる。 昨日は、83.50できっちり止めたのもその買いがあったからではないだろうか。 何度も下に値が動きそうになっても跳ね返し、とうとう84円までの戻りをしてしまった。 但し、その買いに乗って買っている短期筋の利食いから、上値ではショートポジションから入る機関投資家やヘッジファンドの売りで抑えられている。 一日1円幅以内で動いているのがほとんどであって、それ以上では逆張りが利いている回転の良い通貨ペアーである。 政府からの円高に対する発言で上昇し、何もなければだらだらと下げる展開は83円台という史上最安値まであと3-4円の近さにしては、中身の取り組みは濃くはないようだ。 まだ本気で円高へと仕掛けるような動きは見当たらない。 ドル円と違ってスイス通貨やユーロポンドは連日乱高下していて、昨日辺りからスイス売り介入のような不審な動きが出ている。 今日などは、あまり材料がないのかスイス売りだとクロス円上昇、それが終わると下げとなり連動している。 まだスイス中銀からは何もコメントもないのではっきりとはわからないが、そういう憶測が出やすい相場付きである。 またアジアでは、タイがドル買い介入を実施しており、韓国も介入への憶測が出ていて、総体的に見るとアジア通貨の上昇が顕著となっているのは将来的に安定した経済成長への期待感が強いからだろう。 通貨への介入では、歴史的にみるとドル円では介入実施時からどんどんレベルが下がっていき、止まるまで数カ月以上日銀が買い下がるというパターンがほとんどで、一度の介入でそのまま反転することはまずないことから、¥良い売り場を作る環境が更なる下落を呼ぶのは間違いなさそうだ。 介入を期待して買うのなら長期保有でないと妙味はなかろう。 短期ではロングよりショートで入るほうが大きく利ざやは稼げるはずだ。
2010.9.10日 6:55更新
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