FX予言集 フィリップFXブログ
クロス円の影響
米国雇用統計での好結果から円安へと向かった相場であるが、好結果は一時的で長続きしないという見方も台頭しており、買い戻し相場から上値の重さを再確認するような動きが顕著となっており、下値模索から催告相場の動きに引き戻されてしまった。 昨日、今日のドル円の下げは、ユーロ円の下落が大きく影響しているのは確かであり、下値を追うような大きな下げとはまだなっていない。 どちらかというと、まだ徐々に安値を更新しながらも戻すという相場となっているため、セルオンラリーで売り方には回転の良い好環境となっているようだ。 逆に個人も引きながら押し目を買う動きが盛んであり、ある程度戻しがあると利食いが出るパターンであるから、介入警戒感を利用して売りから入るのが良い結果を生みやすい。 今回は買いも、売りもうまく回転して利ざやが稼ぎやすい相場展開だが、こういう動きが続くと一気に相場つきが変化する可能性も大きいので注意が必要ではないだろうか。 本日は、米国雇用統計後の昨日は休場だった米国やカナダ勢からの動きが注目される。
金利据え置き決定からそれまで買われていた豪ドルへの利食いが入っており、円高基調で豪円も下げを加速しているのもドル円への影響が多少あるようだ。 また資源税導入への動きがあったこともそれを後押ししている。 豪ドルは先月高値の0.92台前半から急落後ドル売り基調から戻しに入っていたが、先週末より売りが入っておりテクニカルから見るとレンジに入りやすい動きであろうか。 豪円は6月の81円辺りの高値からは、レンジ幅を徐々に縮小する形となっており、下値サポート、上値抵抗が近づいてくると思われ、買いポジションの積み上げが多いことから、今日現在下値サポートが74円70銭まで来ていることで、しばらくはこのサポートラインが抵抗となりそうだ。 しかしこれを下に切っていくと基調に変化が出るかもしれないから、気をつけたいところではある。 ただレベルから見ると、まだ72円割れまでないとポジションからの投げとまではいかないだろう。 比較的高金利からのサポートはまだ大きいのは変わらないから、4円は遠いと思われるが72円か81円に近付くとある程度の流れが出そうで重要なレベルではあるから、それに影響を与えやすい需給の多いユーロ円の動きと、注目が大きくなるドル円のレベルには気をつける必要はあるだろう。
2010.9.7日 4:48更新
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