FX予言集 フィリップFXブログ
ドル安要因
火曜日のドル円の最安値からは若干戻しに掛っているが、85円台での輸出の売りはある程度はありそうで上値が重い展開は続くと思われる。 昨日は、83円台のサポートで止められたことで値ごろ感からの買い戻しと介入警戒感で84円台後半まで上昇しているドル円であるが、米国での経済指標が悪化しておりダウ平均の下落があると再度下落相場に戻る展開となる公算が大きい。 日銀は金融緩和策をやるにしてもこの緩やかな円高相場であれば9月の定例理事会まではまだ時間があっても様子見となるのではないか。 円高基調とはいえ、ドル安も複雑ながら背景にあるためにドル円の戻しは簡単ではない。 米国経済指標は昨日も耐久財受注が予想を大きく下回りマイナス数値となり、新築住宅販売件数や住宅価格指数も予想を大きく下回っており、このところの経済指標の悪化は目を見張るものがあることで、これが金利低下や金融緩和期待を促し株式相場のある程度の下支えとなっている。 クロス円の下げ止まりがあっても、ドル円は緩やかな下落基調が続きそうだ。 減税など経済対策で支えていた住宅販売や消費が明らかになったことで、経済環境の悪化が中間選挙を勝ち抜きたいオバマ政権にとっては足かせとなっており、追加の経済対策を余儀なくされそうで財政赤字の増大は必至。 これがドル安の大きな背景となっていき、またFRBもデフレとの闘いで金融緩和に積極的になっていくと考えられるとある程度織り込んでいるとは言え、状況悪化からもう一段のドル安に繋がりやすい。
2010.8.26日 11:16更新
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