FX予言集 フィリップFXブログ
2大通貨が弱い
金曜日は、前日のダウ平均の下げや米国GDPが予想以下の数値だったことでドル売り基調となり、クロス円には利食いの売りが出ていたためにドル円の下げが加速していた。 しかし、シカゴ購買部協会景況指数とミシガン大学消費者信頼感指数の数値が予想以上だったことでドルに買い戻しが入り始め、ダウ平均が大幅なマイナスから上昇に転じたことでクロス円にも買いが入ってリスクテークの動きが顕著となった。 また野田財務相からは、「円高というよりドル安が進んでいるようだ、為替レートの過度な変動は経済の安定にとっては悪影響だ、また市場の動きを注意深く見ていく」とコメントしていることも若干の円安材料となったようだ。 ここ一カ月で中国上海株価指数が堅調推移となってきた。 これが豪ドルのサポート材料となっている。 商品相場も下げ基調であったがやや値を持ち直し、全般に安定した水準を保っているのも、上海株の落ち着きが大きい。 テクニカルで豪円は79.50の抵抗線をしっかり抜けていくと上昇トレンドが安定してきそうだ。 その後の上値ターゲットは81円となるが、ドル円の下落基調でも安定している豪円はやはり中国経済の影響がそれ以上に大きいようである。 クロス円は堅調、ドルは安い傾向がゆっくりと進んでいて変動率がなかなか上がらないまま、しかし今週は欧英の政策金利委員会と米国失業率があり、その後の動きを期待してしまう。 流れからするとドル安基調が強まるはずだが、これをきっかけにクロス円かドルが反転することもしばしばあるから一方的な期待は禁物。 夏相場であるために行って来いもありだが、注目すべきは金曜日までのポジションの傾きだと思っているからじっくり吟味が必要だ。 今の動きは、総体的に言うとドル売りだが、ユーロも比較的弱く、リンクしていた動きから離れ個々の通貨別でのポジションへ傾きが顕著になっている。 先進国通貨では、豪ドル、ポンドドルが強い。 その巻き戻しがあるのか、継続か、そちらのほうの可能性を少しずつ探っていくと面白いだろう。
2010.8.2日 7:34更新
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