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FX予言集 フィリップFXブログ

短期売買

ストレステスト通過後は材料出尽くし感でポジション調整となった相場であるが、ユーロは比較的落ち着き堅調な動きを取り戻している。 しかし1.3100辺りまで下がってきている抵抗性に向かっての攻防で上昇に歯止めが掛かると下落に転じるリスクもあるために、どこまで堅調さを保てるのか重要な局面ではある。 世界的な株価の回復基調が見られているがクロス円は上昇一途とはならず、材料から欧州と米国のイベントなどでどちらかというとユーロ単体やドル中心の動きが出始めている。 クロス円が堅調推移ながらもレンジ内に留まっているのは、新興国株がまちまちでありもみあった状態が続いていることにある。 これらが上昇基調に転じると、関連の深い豪円やカナダ円は一段高となる可能性があるのだが、何もなければドル売りの動きもあってドル円が上値を重くしているためにレンジ内に落とされるタイミングでもある。 その中で比較的堅調な動きとなっている豪円だが、追加利上げに対しては否定的に見ている専門家も出てきていることや、引き続き買い持ちのポジションが多いこと、それに中国経済の行方がまだ不透明なことから一気に上昇ということにはならないだろうから、上げ下げを繰り返しながらの方向見極めとなってくるのではないか。
各国の金融調整がまちまちとなっていることが背景にあるのか、ここのところ通貨ごとの動きが顕著で関連性が薄れている感じが出ていて、テーマの軸になる通貨が変化しているので、なかなかポジションを傾けにくい展開となっている。 先週後半はユーロ、その前はクロス円全般、先週はドルやポンド、日中は豪ドルが顕著な動きを見せたりとなかなか流れを掴みづらい動きでは短期勝負が功を奏しそうだ。 短期でも100ポイント程度を狙う手法から50-70辺りを頻繁に取っていくやり方が今は良さそうでしょうか。 そして時間軸でアジア市場、欧州市場、米国市場と動きががらっと変わることも多いので、市場ごとでの売買に徹するのも一案かもしれません。 アジア市場では、対円(クロス円)の動きが相対通貨に大きく影響を及ぼしますが、中国経済動向によって豪ドルは影響を受けやすい。 欧州市場では、ユーロ中心ですが、スイスやポンドが絡んだ通貨ペアーが相対通貨へ及ぼす影響は大きい。 米国市場では、ドル中心ですがカナダドルからも他へ影響します。 たまに豪ドルやNZドルの利食いなどが行われることもあります。 それらとファンダメンタル、テクニカルを吟味して短期売買を行うと効率が上がっていくでしょう。 または、幾つかの通貨ペアーのポジションを同時に持ち、市場ごとにうまくはずしていく方法もポートフォリオ戦略としてやってみるのも手かも知れません。 これらの手法を取り入れることで、各通貨や市場ごとの性格が理解しやすく、為替へ対して奥深く考えが広がっていくことは間違いないはずです。 様々な観点からの戦略を考えて投資を続けていけば脳の活性化になり、将来のボケ防止にもなるのでは。

2010.7.27日 9:36更新

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