FX予言集 フィリップFXブログ
クロス円上昇だが
昨日は、ユーロが堅調推移で逆に商品相場が下落となり逆パターンの関係となっている。 金価格の大幅下落は、ユーロを売って金を買っていた向きがポジション転換を進行させているのか、逆相関が強く成り立った。 米国製造業活動指数が拡大ペースを弱めたことと原油在庫の予想外の上昇から、それまで高値近辺で推移していた原油価格が大きく売られた。 米国消費者信頼感指数は低水準で悪化しているが、住宅価格は上昇しており、これらの商品相場の下落とで株式相場を支える背景となっており、クロス円は一段の上昇をみている。 商品相場は中国人民銀行が経済後退する可能性が出てきたと述べたことから需給面での売りが出やすくなっており、クロス円にリスクテークの買いへのマネーが流れたのではないだろうか。 それを裏付けるように豪ドル上値重いのも関わらず堅調推移していることから、この流れが続くとクロス円の上昇は利食いを入れながらもしばらくは堅調に推移しそうな勢いとなっている。 買いポジションが大きいことで豪円などは、中国要因や商品相場に反して上昇しているが短期的に下落する可能性は常にあり、悪材料待ちであろうか。 クロス円上昇の一番大きい背景は、米国ダウ平均の上昇でありテクニカル面からも良い形状となっており、10200台の節目をあっさりと上抜けしていることで、リスクテークへは安心感が台頭しているのが大きい。 その上にストレステストの結果発表で、内容はともあれ問題意識が低下しているという、悪材料が減少しているのも良いタイミングに来ているようだ。 ユーロドルは、1.3050にあるオプションを前にして利食いが出ているようで、ここを抜けすんなり1.31台に乗せると下値への思惑は一旦後退せざるを得ないであろうが、簡単にいくとは思っていない。
2010.7.28日 10:56更新
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