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FX予言集 フィリップFXブログ

議事録に注目

昨日は、ポルトガルの格下げがユーロの上値を重くしたが発表前に既に市場には織り込まれており、一瞬の売りでクロス円共々下がっていたが、ギリシャ債の需要が意外と高かった事でリスク軽減の方が強く認識され、ポジションも軽くなっていた事から結局ユーロの買戻しが旺盛となった。 米国市場に入ると注目が集まっていたインテルの決算が予想を上回ったことからダウ平均が上昇となり、抵抗のあった10200ドルからの堅調さは相場全体に安心感をもたらした。 欧州通貨の買戻しの流れから、クロス円も買いとなりドル円までも上昇となり89円台回復となった。 ただ企業業績からの買戻しで出来高は少なくまだ本格的な上昇とは言えないようだ。 欧州市場でドイツの金融機関に至っては、ストレステストを全て通過するだろうとの発言も見られたことで、これはユーロ相場には織り込まれた動きとなっている。 但し、ストレステストの内容では資本不足の金融機関には段階的に増強させるということとなっており、先が見越せることでリスク軽減と認識されていることがユーロに安心感を与えているのではないか。 今の流れはリスクテークの円安というより、民主党政権の不甲斐なさからくる与党への不信感が大きな理由となった円安ではないだろうか。
 豪円は、72円の壁から大きく乖離し上昇していて、最初の関門である80円の抵抗線に近づいてきた。 それを通過していくと、次は大きな壁である82円がターゲットとなってくる。 他の先進国と比較しても堅調推移の経済状況であるが、それも中国の経済環境が大きく影響しているようだ。 中国株式も農業銀行上場や不動産価格から下落のバブル回避の認識によって、若干雰囲気が改善されており堅調さを取り戻しているのが豪ドルへのサポート役となっている。 これからも中国の経済動向次第で豪ドルの動きが左右されることになりそうだから、物価指数や株式指数には注目する必要がありそうだ。 
 今夜はFOMC議事録の発表がある。 先行き景気に対するニュアンスが今週に入って上昇している金利への影響からドルへの動意となる可能性も否定できない。

2010.7.14日 4:59更新

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