FX予言集 フィリップFXブログ
ユーロに売り
ユーロドルはストレステスト前にポジション調整から下落し、下にある小さなストップを付けにいく動きが出始めている。 先ほどのドイツ卸売物価指数の下落で少し売られたところを見ると、今夜発表のZEW景況感調査の結果が悪ければもう少し下への動きが出てくると思われる。 しかし、1.24台は今のところは堅いだろう。 一方ドル円は、昨日89円台を付けた後は88円台半ばでのもみあいに終始しているように、ドル買いの動きが若干出てきているようだ。 背景には、米国企業決算への期待がありダウ平均の押し上げから金利上昇がみられる可能性へのドル買いであろう。 クロス円は、欧州通貨のロングポジション調整からの下落とレベル感からの本邦輸出の売りが頭を抑える展開となっていて、比較的堅調なのはオセアニア円とスイス円である。 スイス買いが続いているという事は、ユーロへの不信感もまだ残っていることが背景であるが、ストレステストが無事に通過すればある程度の調整売りは出てくると思っている。 今夜は米国の半導体企業インテルの決算発表予定であり注目されている。 米国ダウ平均は10200ドル付近の推移となっており、節目のレベルである為にこれからの企業決算がどう影響するのか注目している。
2010.7.13日 4:38更新
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