FX予言集 フィリップFXブログ
マネーは新興国へ?
住宅販売の落ち込みとFRBの長期の超金融緩和維持とのコメントで米国の金利が下落基調となっていることを受けドル安で推移し、ドル円の下げ幅が拡大した事でクロス円は続落となり、下げを主導したドル円は90円割れから89円割れまで狙う基調となっている。 財政建て直し策の発表を好感して上昇基調にある英国ポンドの上昇で、クロス円の中で比較的堅調であったポンド円もドル円の下落が大きく影響し、137円台の抵抗線狙いだったが134円台止まりで下落に転じている。 80円台まであった豪円も上昇幅が大きかった事から調整売りも絡んで3日間で3円ほど下落してはいるが、利食い中心であろうか。 FRBの更なる金融緩和継続でドル資金は市場に出回り、どこかの国や商品へバブルの芽をもたらす。 欧州危機で信用マネーがやや縮小はしているが、欧州も低金利継続はやむを得ない状況なので、これらが新興国へと今まで以上に流れると予想されるために、ここからの新興国の金融調整が難しくなっていきそうだ。 バブルの経験が少ない新興国は、なかなかこれを調整する事はうまくいかず近い将来に崩壊の筋書きが見えてくるのが早くなってきそうだ。 新興国が崩壊する前に先進国の経済立て直しがあれば、金利上昇でマネーの引き締めである程度はリスク緩和されるが、財政赤字は減っていかない事から、国ごとに金利調整の動きに変化が出てくると思われ、今まで以上に為替相場の変動率が大きくなっていくのではないか。
2010.6.25日 3:21更新
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