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FX予言集 フィリップFXブログ

レンジ内取引

  今週に入って、中国人民元へのレベル柔軟化方針で若干円高に振れて始まった為替相場であったが、中国経済の強さの裏づけと認識されたことと米国サイドには経済好転が見込まれるとして全般に円安基調へと戻った。 先週からのユーロの買いもあって、ユーロ円が上昇を主導してクロス円全体の上げに繋がった。 中国人民元の切り上げは想定済みの相場であったために、それがやや緩やかな戦略だと認識されたために円高は回避され、逆にこの材料が一服した事で円安へと向かうこととなったようだ。 昨日はその材料に尽きるが、相場も円安へ向かっているところで先週の後半には円安基調の動きに反して利食いの下げがあったために、このタイミングでの発表は買い方には有利に働いた。 フランスの大手金融機関であるBNPパリバ銀行が格下げされ、ギリシャなどへの融資の多さが際立っている事から、ストレステストの結果公表前でもあり市場が気にしていた懸念の一つが出回ったことで、それまで上昇していたユーロに売りが入り、ダウ平均まで下げに転じた。 どうも明日のFOMCまでは上げ下げを繰り返しながらレンジ内での動きとなりそうだ。 ユーロ円以外のクロス円は、全般に日足での重要な抵抗線を間近にしての下落は基調を強める結果には至らなかった。 ここからユーロ円以外のクロス円は正念場を迎えるような上値抵抗線が幾つか並んでいて、一番近いのはオセアニア円でこのペアーの上昇の可能性は未だ大きいままだ。 ポンド円もファンダメンタルでの支障が多く、英国での経済回復度合いが遅いペースになっており、また国債への懸念もある中だがユーロからポンドへ流れる資金もあってユーロよりは堅調な動きが続いている。 ユーロ円は欧州金融機関のストレステスト次第だが、これをクリアーすれば今まで下落幅が大きかったために戻しも大きくなるはずだが、国内輸出勢の売りをこなさなければならず簡単にはいかない。
 英国は悪化し続ける財政再建へ踏み出す模様で、消費税率を17.5から20%へと引き揚げる模様で、債務負担軽減への力強い表明だとして格付け機関のフィッチがコメントしたことでポンドが買われている。 日本の国債バブルとも言えるような国民の貯蓄率に支えられた低金利もこのまま財政赤字が続けば2%越えで吹っ飛んでしまう。 残り5年ほどで債券への道筋がはっきりしなかれば悪い金利上昇を招き経済状況の悪化を招く。 消費税を付加価値税も導入して上げるのはやむを得ない。 本来なら、自民党がやるべきだったのだが議席を守る為にリップサービスをし続けたのがいけなかった、普天間問題も同じである。 これによって民主党を批判するのはおかしな話で、自民党が作った負の遺産を清算しようとしているだけではないのか。

2010.6.23日 4:43更新

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