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FX予言集 フィリップFXブログ

じわりとドル安

ドル安がじわりと進んでいるように思える最近の動きだが、米国の経済指標の悪さが他の先進国のより目立っているようだ。 BPのメキシコ湾原油流出が多少は響いているのと、ユーロの買戻しから全般にドル売りとなっている要因が挙げられよう。 またスイス中銀の0.25%の金利据え置きでスイス買いに勢いが増したこともドル売りを裏付ける動きであった。 財政赤字削減を目指すオバマ大統領にとって、原油事故への財政支出は最低限に留めたいことからBPへの圧力が強く200億ドルという資金を拠出させたのは成功だったが、果たしてそれで足らない場合は政府援助の必要性も出てくるであろう。 またイランからの軍隊を減らし、戦争以来落ち着かないアフガニスタンへの軍隊増強の必要性が、イラン核保有への制裁決議と結びついているのではないか。 米軍基地のある中央アジアキルギスでも内紛が大きくなっており、ロシア軍に加え米軍の加担も増してくると財政赤字削減の計画達成も伸ばさざるを得なくなってしまう。 そういう背景がユーロ売りが一服した後のドル売りとして幾らかは表面化しているようだ。 とは言っても、ユーロ売りが再燃することになればドル売り圧力が対比によって弱められるために、まだトレンド本格化とまではいかないと思っている。 そのユーロだが、今月はポジション調整中心の買い戻しが短期で続いていて連日戻り高値を更新している。 もうしばらくはこういう相場が続きそうだが、来月に入ると欧州金融機関へのストレステストの結果が発表されるために、その前に一旦相場が膠着状態に入れば再度ユーロ売りポジションが膨らんでくると見ている。 

2010.6.18日 3:17更新

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