FX予言集 フィリップFXブログ
上昇トレンド
ユーロ円は短期筋の利食い売りで下げて一時112.80から110.82まで下落したが、丁度下値抵抗線で止められ利食い後は欧州時間の後半から上昇に転じ、米国市場で113円台まであった。 その後はスペインの国債入札前でのポジション調整でまた売りが入り、先ほど111円台半ばまでの下落となったが、入札が好調だった事で一つ懸念が払拭され急上昇している。 現在はユーロドルが高値を更新し、1.2383まで上昇していることから、113円台まであった。 ユーロドルの上昇が顕著であり、直近では1.2400にオプショントリガーが控えているという市場の観測で、防戦売りが出やすいがしばらくはここを目指しての取引が続くだろう。 ユーロ円などクロス円の上昇が目立ってはいるが、中身はドル売りと見ている。 クロス円はユーロが昨年暮れから大きく下落した為に、戻しもやや急であるのは反動の大きさであろう。 相場は完全にユーロが主体のマーケットとなっており、アジア時間ではオセアニア通貨も動意が大きいが、負う主時間となるとユーロやポンド以外の通貨は連動し、ユーロが上昇すると他も上がるなど追いかけっこみたいな動きに終始している。 下落の局面では、悪材料には大きく反応して急落がしばしばあったが、今は好材料となると急騰する上昇局面と言えよう。 ターゲットは、短期では300ポイントほど上に推移しておりユーロドルの動きを注視し、研究していくと、他の通貨の動きもわかりやすい。 心配の種としては、欧州の金融機関、特にフランス系銀行の財務悪化であり、新興国へ投資、融資している割合は世界中で5割ほどが欧州の金融機関であるから、それが滞る、または資金回収となると新興国へも影響が出やすい。 まだ世界はインフレの心配をするのは早いのではないだろうか。
2010.6.17日 7:31更新
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