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FX予言集 フィリップFXブログ

短期の戻し。

先週から騰勢を次第に強めているユーロというか、クロス円はメジャー通貨ペアで約5%前後の上昇を約一週間で見せている。 ここ数日間、上昇基調は否めないが下落も挟みながらの動きで、ある程度スピード調整を数時間するとその後急上昇してくる動きは今年はあまり見ていない。 ドル売りの動きも見られるが、それより欧州危機の悪材料出尽くし感が台頭しているのか、ギリシャのジャンク級への格下げもポジションの巻き戻しには敵わなかった、つまりテクニカル要因が強く出ている相場付きである。 日本時間ではクロス円の売り注文が個人、輸出勢からと目立つようだがそれ以上に買いの需要が大きい。 しかし欧州での混乱は、ドイツが自国の格付け機関創設の可能性まで示唆したり、財政管理や報告が今一信頼のない東欧への不安感もまだ残っており、ユーロ通貨に関しての懸念は問題が財政だけに数年間は残る見通しで、戻し以降の動きは中長期でみていくとまだまだ下向きのままであろう。 ただ短期の戻しに入っているので、しばらくは訂正相場が続きそうだ。 その指標となりそうなユーロドルは、下げ初めの昨年11月後半から週足でははっきりとした3日連続上昇の陽線は一度しかなく、それも4週間で300ポイントの上昇しかなくすぐ下落に転じている。 今回は底値1.1875から1.23台へと500ポイントの上昇を2週にかけて行っていることから、来週上昇があればはっきりとした3週連続の陽線となり、1.31を上限としたもみあいから調整期となりそうだ。 ユーロ円も中期的には117円が壁となり(逆で言えばその辺がターゲットだが)、上げ下げを繰り返しながら方向感を見出す根拠となる材料探し期間となってくるだろう。 クロス円の中では、やはり豪円が比較的上昇幅が大きく、それは先週までの下げでロングポジションがやや縮小していたことで売りが少なかったことが理由に上げられる。 ただ高値の88円から急落しているために、安値である72円との半値戻しである80円台は抵抗がありそうだ。 80円にしっかり乗っていけば、時間をかけながら高値を追っていく可能性が強くなってきそうだ。  今の懸念を上げるとすると、BPによる原油流出から景気への悪影響で原油高が演出され足を引っ張る可能性や新興国の利上げやバブル懸念もファンダメンタル要因となろうか。 新興国の動きは商品相場やオセアニア、カナダ円へ影響し、原油がらみはドルへの波及があるだろう。 

2010.6.16日 4:00更新

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