FX予言集 フィリップFXブログ
プチドル買い
何が理由かわからないが、昨日の日本市場でのプチっとしたドル買いが入っていたのが気になっていたが、やはり欧州市場に入ってから本格化した。 トリシェ総裁のコメントに対する期待感があったとは思えないが、3ヶ月ものの資金供給を安定的に今秋くらいまでは続けていくとされ、欧州の景気に関しては継続的な回復が見込まれるとする発言を好感しユーロが買われた。 米国株式市場は、最初はエネルギー株のショートカバーで上昇から始まり、ECB総裁コメントが後押ししてその流れで買戻しが強く入り大幅高となった。 これを受けてクロス円は上昇したことで、実質はドル安でドル円は軟調のはずが下では支えられた動きとなった。 ドル円はもみあいに徹した欧米相場だったが、本日の東京市場での需給がどちらに振れるのかで流れが出てきそうだ。 豪円が大きく値を上げているが、これは商品相場の上昇とニュージーランド利上げの後押し、それに失業率の大幅な好転が寄与していると思われる。 これも本日の午前中の動きに流れを読むヒントが見当たるかもしれない。 日本の財務省とガイトナー米国財務長官との電話会議があったとされるが、中身は為替ではないとしている。 しかし臆測好きな市場はそれを材料に噂が流れることもありえるために、今日は円安方向へバイアスが付きやすいのではないか。 足を引っ張る要因としては、中国株や日本株の伸び悩み程度か。 投信の外貨買いが出ると高値を追っていく可能性もあるが、薄い午後相場から突っ込むと欧州市場で頭を叩かれることにもなるので、しっかりトレンドが出るまではある程度のレンジ内を想定している。
ターゲットは、豪円78.30と79.00、ユーロ円は111.50辺りであろうか、ユーロドルは1.2200に抵抗線がある。
2010.6.11日 8:29更新
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