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FX予言集 フィリップFXブログ

ベクトル

昨日のクロス円は、まず日本時間の動きでは月曜日で急速に下げて始まって戻すという投機的な動きが見られたためか、まず上昇してから下げに転じた動きで前日の逆のパターンであった。 日本時間ではあまり材料は多くなくインパクトもほとんどない中での動きであるので、投機筋の売り買いの中で輸出と輸入の実需が上下に注文が入っている間での動きとなっている感があった。 輸出サイドは下落へ不安感の強いユーロ円は上昇すればレベル感で早く売りたい意向があると予想され、110円台から上は売り注文がありそうだ。 買いも108円台には少しはありそうだが、下値不安があるうちはあまり大きい買いはないし、買い方はコールのオプションを買っておけば安泰であろうから、買いは下に下げてゆっくり買えるので大きい支えとはなりにくいだろう。 日本時間でクロス円が上昇した流れの中で投信の買いが上値を追っていき、ユーロ円は110円台まで上昇したが、欧州時間に入り悪材料が出やすいところで日計りの利食いから欧州株式市場が1%程度下げていたことで今度は下へ突っ込むという展開。 米国時間に入るととりあえず流れから下へ下げて小さなストップハンティングをやってから、待ってましたとばかりにバーナンキ議長の発言。 2番底の可能性は少ないとのコメントで今度は急上昇に転じ、先週からの売りの買戻しもあって株式市場も上昇した。 
これらの動きは完全に投機筋の動きが顕著に出ていたと思われ、あまりファンダメンタルやテクニカルから動意を受けた動きではないだろうから方向性は見出せない。 今週はこういう動きに終始するのであろうか、とすると今日はどっちに動くのか、なかなか予想が難しい。 材料でいくと、管直人新総理誕生での円安基調はあるにせよ、欧州での悪材料には事欠かない、更にニューヨークダウ平均が昨日一旦上昇したとはいえ今年の安値更新が一度で終わるとは思えない。 金価格が最高値に近づいて上昇していることは、豪円やカナダ円にはサポートとなろうが、これも短期では1250ドルの壁次第ということになろうか。 相対的に見ると、一ヶ月期間ではまだクロス円弱含み、特に材料から投機を仕掛けやすいユーロ円は弱いままと推測される。 金価格が大幅上昇しているのに、カナダ円や豪円の戻しが今ひとつというのは、買い持ちポジション解消が続いていることも原因だろう。 逆に金が下がってしまうと、下へいくベクトルは大きくなるかもしれない。 
(重力にベクトルが加わると鬼に金棒、万物全て負けてしまうから要注意。 どこにベクトルが向かうかをよーく考えていこう。)
>> ボールにはかわいそうだが、逆にそれを生かせるのはゴルフだけかも >>

2010.6.9日 8:34更新

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