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FX予言集 フィリップFXブログ

どこまで続くか欧州危機

  欧州発の危機が徐々に世界の景況感にも不信感を抱かせ始めている。 ギリシャ、スペインに続き、ハンガリーの財政赤字が拡大しておりデフォルトまでの噂が出ていることから、米国雇用統計前に構えていて結果後に若干のクロス円売りを見せていた流れを引き継いで売りやすい地合となった。 金曜日の比較的薄い米国市場は、どんどんユーロが売り込まれて簡単に安値を叩いて更新した後は、だらだらと売りが優勢な展開で終わっている。 本日に入っても、ハンガリーの懸念がアジア株へ波及していて株価は総じて大幅安となっている。 日本人個人投資家から損失決済の売りが出ている模様で、新たな材料としてエジプトが外貨準備に締めるユーロ比率を引き下げた報道でも更に下値を追っていて、かなりスピード感のある下げが続いている。 ここまで問題が深刻化すると、欧州金融機関が新興国に対する融資額が多く、世界経済への悪影響を図る動きやユーロ体制への変化をも含めた懸念が台頭してくるために仕掛けてきな動きが頻繁に行われてもおかしくはない。 それがやがて本流となり、レベルを大きく押し下げてしまう集団心理も恐ろしいものだ。 ユーロ通貨を安値で拾いたい投資家心理はわかるが、これからの投機的な動きは予想出来ないほどの動きも考えられる為に簡単に買いから入るのは危険である。 新興国に及ぶ欧州金融機関からの資金引き揚げの不安が、豪円やカナダ円が金曜日から大幅に売られていることで証明されるのではないか。 豪円は、前月初めの大幅な下げから他のクロス円と比較して大きく戻しを見てしまったことでロングのポジションが溜まっているだろうから、買い持ちの解消をするのにもう一段の下げが必要かもしれない。

2010.6.7日 1:24更新

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