FX予言集 フィリップFXブログ
徐々に円高基調から脱却か
鳩山首相の辞任で円安方向へ向けた動きが顕著となっているが、この上昇うち3割くらいはニューヨークダウ平均の大幅上昇から起因していると見ている。 ドル円は91.80-90辺りで辞任からのファンダメンタル相場は終わっていて、ストップハンティングの背景もあって92円台に乗せてはいるが、一目均衡表では雲の中に入っており輸出の売りも出てくると予想され92円台は一応重さを感じる。 ただ辞任とダウ上昇の2つの大きな要因があり、更に以前円安誘導ともとられた発言のあった管副総裁が第一候補であるため、円安基調は変わらないであろう。 米国株価の大幅反発があったために、クロス円の更なる上昇が考えられ、巨大な赤字のスペインという悪材料を抱えるユーロは欧州時間では材料次第という事となりやすいが、利食い後高値を追う動きが見られるのではないだろうか。 辞任の次の日、つまり今日株価が大幅高しているのはダウの上昇もあるが、最近は首相が辞めた次の日は上がっていることが多く市場も皮肉っているのだろうか。 米国ダウ上昇は、先日ブリティッシュペトロリアムの原油流出事故で株価が大幅下落したことの安値買いや最近懸念されていた住宅関連の指標である住宅販売保留指数が半年振りの高水準となっていることが要因である。 住宅関連指数の改善は労働市場の下支えとなる公算もあって、もう一つの課題である雇用不安への緩和となる可能性もあるから、雇用統計前とも相まって株価買戻しが強くなったようだ。 クロス円が上昇しやすくなっているために、ユーロドルは当分1.21-1.26のレンジ取引の可能性が大きい。 このままクロス円の堅調推移が続けば、ユーロ円は重いはずの115円、ポンド円は直近135.80に抵抗線があり、次は138円、豪円は80円がターゲットとなってくるであろう。 但し、目標達成にはドル円93円台以上が最低限必要である。
2010.6.3日 11:32更新
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