FX予言集 フィリップFXブログ
介入観測
予想を覆す変動率の大きさで、短期の読みがしずらい相場となっている。 ユーロドルは、昨日1.2145付近まで下落したが、噂されていて売りの背景となっていたギリシャユーロ離脱の可能性がないと報道されたことで、下値を堅くしていた米国市場の午前中の動きであった。 その後、ECBによるユーロ買い介入観測が流れて急上昇に転じ、一旦は重い1.23台で抵抗に遭ったが、介入観測の背景は拭えず今日に入っても堅調で1.24台を回復した。 行き過ぎた相場から短期の戻しを模索するように感じられていたので、もし介入があったのならタイミング良い買いであったであろう。 その前にも、スイス中銀のユーロスイス介入買いが観測されていたので、どちらに大きく振れるかわからないニューヨーク市場であったために大きい動きの要因となった。
今日は今のところ、1,24台には乗っているが比較的薄い日本時間での買いではあるが、それを後押しするのは商品相場代表の原油の動きかもしれない。 とりあえず、横に於いて見ておくのも参考になるだろう。 金価格もそうだが、金だけは供給量がもたらす通貨(紙幣)の価値と逆相関の動きとなる為に、参考にならない可能性がある。 今日の欧州時間はとりあえず介入警戒感が残り、欧州通貨の下落はあまりないのではないか。 金融規制法案をネタに投機筋が売りを浴びせる動きには頭にきたのはわかるが、もしそれを覆す動きとなるかは、ECBからの介入否定や本音のユーロ安容認コメントであろう。 乱高下が続く中では、市場経済主義の代表?であるヘッジファンドの稼ぎが増えているのは間違いない。 裏では米国の大きい資本筋が稼いでいることも考えられ、最近イランの核に対して制裁などと言ってはいるが、あまり首を突っ込むとブラジルや中国、トルコなどの新興国が米国主導に反発することもあり得るかもしれない。 一般投資家には今の変動率は気持ちが悪いと思っている方々も多いはず、もう少し落ち着くことを望んではいるが、どうであろうか。
2010.5.20日 4:42更新
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